馬肉の栄養素ってどんなもの?体にどんな影響があるの?
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こんにちは!福岡県北九州市にある馬肉専門店馬活です!
前回まとめた栄養素、ランキングですが、まだまだご紹介したい栄養素があるので今回も
詳しく書いていこうと思います!
では改めて、前回ご紹介した栄養素ランキングがこちら。
①タンパク質
②ミネラル(鉄、亜鉛、リン、など)
③ビタミン(特にビタミンB群)
④脂肪
⑤その他の栄養素(コラーゲン、グリコーゲンなど)
ただし、具体的な含有量は馬の部位や個体によって異なる場合があるのでご了承ください。
タンパク質、亜鉛、鉄分について詳しくご説明しましたが、今回はリン、ビタミン群について詳しく調べていきます!
まず、ミネラルの一部、「リン」について。
馬肉にはリンが含まれており、その量は具体的な数値には個体差や処理方法によって変化がありますが、一般的には100gあたり約150〜200mgのリンが含まれると言われています。
リンは、体内で骨や歯の形成、細胞膜の構成、エネルギー代謝、DNAやRNAの構造などに必要な栄養素です。馬刺しに含まれるリンは、以下のような健康効果を持っています。
まずリンは骨や歯の健康維持に深いつながりがあります。骨は私たちの体を支え、保護し、動かすために非常に重要な役割を果たしています。そして、骨を形成するのにリンが必要なのは次のような理由があります。
骨は実は生きた組織であり、常に再構築されています。このプロセスは骨の中にある細胞が担っています。これらの細胞が新しい骨組織を作り、古い骨を取り除くことで、骨が常に強くて健康な状態を保つことができます。その際、新しい骨組織を作るためには、特定の栄養素が必要です。その一つがリンです。リンは骨の中で重要な成分であり、骨の硬さや強度を保つのに必要な栄養素の一つなのです。
具体的には、骨は主にカルシウムとリンでできています。リンは骨の中でカルシウムと結びつき、骨を強くしてくれるのです。そして、骨が十分に強くなることで、私たちは日常生活での活動や外部からの衝撃などに耐えることができるようになります。
つまり、リンが骨の形成に必要なのは、骨を強くし、私たちの体を支え、保護し、動かすために欠かせないからなのです。
エネルギー代謝にもリンは必要なものとなっています。細胞内でのエネルギー消費反応によって、ADP(アデノシン二リン酸)からリン酸基を付加することによってATPが合成されます。
わかりやすく説明すると、人体は日々たくさんのエネルギーを必要としています。例えば、歩いたり、走ったり、食事を消化するためにはエネルギーが必要ですね。このエネルギーを作り出すのが、ATPという特別な分子なんです。ATPは、エネルギーの小さな「パッケージ」のようなものです。必要な時にそのパッケージを開けることで、エネルギーが解放され、身体のさまざまな作業を行うことができます。
そして、このATPを作り出すのにリンが重要な役割を果たします。細胞の中には、ATPを作り出す特別な場所があります。そこでは、リンという物質がATPに結びつき、新しいATPが作られます。この流れは、身体がエネルギーを必要とするときに起こります。
つまり、リンが体内でATPを作り出すのに必要な材料であり、これによって私たちの身体はエネルギーを得ています。リンがないと、身体はエネルギーを効率的に使うことができなくなり、疲れやすくなったり、活動が制限されたりします。
リンという栄養素とはどんなものか、知らない方も多くいると思います。骨やエネルギー代謝にとても必要な栄養素だという事がわかりました。ちなみに1日に摂取すべきリンの量は成人の男女で約700〜1000 mgとされています。馬刺し一人分ならば、安心してお召し上がりいただけます。
では続いて、馬刺しに含まれる「ビタミンB群」について調べてみました。
主に含まれている、ビタミンB1~B3、B6,B12をピックアップしていこうと思います。
ビタミンB1(チアミン): ビタミンB1は、食品から摂取された糖質を体内でエネルギーに変える過程に重要な役割を果たします。
馬刺しに含まれるビタミンB1は、栄養素の一つで、体にとってとても重要な役割を果たします。水溶性ビタミンの一種で、別名「チアミン」とも呼ばれます。これは炭水化物をエネルギーに変える過程で必要とされる酵素の働きを助けます。つまり、体が食べ物から糖をエネルギーに変換するのに役立つんですね。これは、体が日常的に行っている非常に重要な動きであり、特に脳や神経系、筋肉の正常な機能を維持するために必要です。
馬刺しに含まれるビタミンB1は、身体のエネルギー代謝に欠かせない栄養素であり、特に日常の活動や運動をする際に重要です。不足すると、疲れや倦怠感、神経系の問題などが起こる可能性があります。
ビタミンB2(リボフラビン): 馬刺しに含まれるビタミンB2は、体の中でエネルギーを作るために大切な栄養素です。
このビタミンは、食べ物から取り入れた栄養を体がエネルギーに変えるのを手助けします。また、赤血球を作るのにも役立ちます。具体的には、ビタミンB2は、食べ物をエネルギーに変える過程で必要な酵素の一部として機能します。つまり、炭水化物、脂質、タンパク質などの栄養素を体が利用可能なエネルギーに変換するのに役立つのです。また、ビタミンB2は、健康な皮膚や粘膜を維持するのにも重要です。特に目の健康に関連しており、ビタミンB2の不足は目の疲れや充血を引き起こす可能性があります。
馬刺しに含まれるビタミンB2は、身体の健康を保つために必要な栄養素の一つです。ただし、ビタミンB2は水溶性であり、体内に蓄積されないため、毎日の食事から摂取することが重要です。
ビタミンB3(ナイアシン): 馬刺しに含まれるビタミンB3は、体の中でエネルギーを作るのを助けてくれる栄養素です。
食べたものをエネルギーに変える過程に関わります。また、コレステロールのバランスを整え、血液中の脂質を調節する役割もあります。つまり、馬刺しを食べることで、元気を保つのに役立つんです!具体的には、ビタミンB3は糖、脂質、タンパク質などの栄養素を体内でエネルギーに変換する際に必要な酵素の一部として働きます。また、細胞の修復や成長にも関与しています。さらに、ビタミンB3はコレステロールの代謝にも影響を与え、心血管の健康をサポートすることが知られています。特に、ナイアシンのサプリメントは、コレステロール値を改善するために使用されることがあります。
ビタミンB6(ピリドキシン): ビタミンB6はアミノ酸の代謝に必要な酵素の補酵素として働き、アミノ酸の合成や分解、神経伝達物質の合成に関与します。また、血液中のホモシステイン濃度を調節する役割があります。
ビタミンB6は、体内で多くの重要な役割を果たす栄養素です。私たちの身体が食べ物をエネルギーに変えたり、タンパク質を合成したりすることで必要とされる栄養素です。
具体的には、ビタミンB6というのは私たちが食べた炭水化物やタンパク質を体内でエネルギーに変えるのに役立ちます。また、ビタミンB6は体内でアミノ酸を使ってタンパク質を作る際にも必要です。これは、私たちの筋肉や臓器の修復や成長に重要な役割を果たします。
さらに、ビタミンB6は神経伝達物質の合成にも必要です。神経伝達物質は、私たちの脳で情報を伝えたり、心の健康や気分の安定に影響を与えたりする化学物質です。
まとめると、ビタミンB6の不足は、気分の変化や神経系の問題につながる可能性があります。
ビタミンB12(コバラミン): ビタミンB12はDNAの合成や赤血球の形成に必要な補酵素として働きます。
ビタミンB12は、私たちの体にとって非常に重要な栄養素で、特に赤血球の形成や神経系の健康に関わっています。簡単に言うと、ビタミンB12は私たちの体が健康に機能するために必要な栄養素の一つです。体内で赤血球を作るために必要なものの一つです。赤血球は、私たちの体に酸素を運ぶ役割を果たしています。また、ビタミンB12は神経系の正常な機能にも重要です。神経系は、私たちの脳や神経を含む体の通信ネットワークであり、ビタミンB12が不足すると神経に悪影響を与える可能性があります。
まるで科学の授業のような説明になってしまいましたが、栄養素一つ一つにこんな効果があるとは思いませんでしたね。
さて、ここまで細かく栄養素をご説明しましたが、もちろん馬刺しだけでは栄養は賄えません。いつもの料理に一品、また、いつもの晩酌の相手を馬刺しに変えるなどで上手く取り入れてみてください。そして皆様の健康生活に、馬活の馬刺しがお役に立てることを願っています。
そこで馬活のイイところもご一緒に紹介させていただきます。
「馬活」は、無人店含む複数店舗を展開する馬肉専門店で、地元の人々からも高い評価を受けています。その中でも特におすすめなのが、持ち帰りできる馬刺しセットです。仕事帰りや家族の集まり、ちょっとした贈り物にもピッタリです。もちろんお客様のお好みの馬肉をスライスして、馬刺しの盛り合わせを作ることもできます!「スライスしますか?」とお聞きすると驚かれるお客様も多く、そのままブロックでのお渡しになると思っている方に朗報です!
馬活では当日お召し上がりのお客様のご希望があればスライスも行っております!
なぜ当日のみなのか、それは馬刺しの鉄分の多さに関係しています。3時間程で酸化が始まり、色が変わってしまう事がある馬刺し。もちろん当日内であれば、味や新鮮さに問題はありませんが、せっかくの「桜肉」という名前の由来の通り、美しい色合いでスライスされた馬刺しを食べて頂きたい、という希望があります。
まず、馬活の馬刺しは、厳選された新鮮な馬肉を使用しており、鮮度と品質には定評があります。切り立ての馬刺しは、赤身の色鮮やかさとジューシーさが際立ちます。口に入れた瞬間、馬肉特有の風味と旨みが広がり、贅沢なひとときを演出してくれます。
馬刺しを食べた事がない…という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな方にも是非おススメしたい馬刺し。スーパーなどのお店などに売っている馬刺し用のお肉は、海外産の事が多くあります。馬活で取り扱っているのは純国産の馬肉になっているので、安心して食べて頂くことができます。そして、そういったお店と違う点は、新鮮な馬肉を使用しているという事。
まず第一に、純国産の馬刺しは品質管理が徹底されています。馬肉専門店では、生産から加工、販売までの一連の過程で品質管理が厳格に行われています。馬肉の飼育環境や飼料、処理方法などが管理されており、安全性や新鮮さが保たれています。一方、スーパーで買う海外産の馬刺しは、生産国や飼育環境が異なるため、品質や安全性にばらつきが生じる可能性があります。
また、純国産の馬刺しは地産地消の価値もあります。馬肉専門店で販売される馬刺しは、国内の生産者から仕入れられており、地域経済に貢献しています。一方、海外産の馬刺しは、輸入品であるため、国内の生産者への支援や地域経済への貢献には繋がりません。
さらに、純国産の馬刺しは味わいも優れています。馬肉の風味や食感は、生産地や品種、飼育方法などによって異なります。国産の馬刺しは、日本の気候や土壌に適した環境で育てられた馬肉であり、独自の風味や旨みがあります。一方、海外産の馬刺しは、生産地の気候や風土によって味わいが異なり、日本人の口に合わない場合もあります。
総合的に考えると、馬肉専門店で買う純国産の馬刺しの方が、品質管理が徹底され、地産地消の価値があり、味わいも優れていると言えます。スーパーで手軽に手に入る海外産の馬刺しも良いですが、より高品質で安心して食べられる馬刺しを求めるなら、馬肉専門店での購入をおすすめします。
そして改めてお話したい、馬刺しの話。
馬刺しはその味わいの深さと独特の食感で人々を魅了します。馬肉は他の肉とは異なり、独自の甘みと柔らかさを持っています。一口食べれば、馬刺し特有の風味と、口の中でほどけるような柔らかさに驚かれることでしょう。その上品な味わいは、食べる人を感動させ、馬刺しの虜にすること間違いありません。
馬刺しを食べることで、日本の文化や歴史に触れることもできます。馬肉は古くから日本人に親しまれ、その歴史は古代から続いています。馬肉は日本の食文化の一部であり、馬刺しを通じてその歴史と伝統を感じることができるでしょう。さらに、馬刺しは地域の特産品や素材を生かした料理です。その土地ならではの味わいを楽しむことができます。
そんな馬刺し、馬肉を愛する馬肉専門店馬活。是非ともご来店をお待ちしております!
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