馬肉の栄養素はすごい!馬刺しで摂取できる栄養は?
こんにちは!福岡県北九州市にある馬肉専門店馬活です!
今回は、何度かお伝えしてきた馬刺しに含まれる栄養を、もう少し詳しく書いていこうと思います!
もちろん、ここで説明する馬刺しに含まれる栄養価がもたらすお話は、全ての方に当てはまる訳ではありません。小話としてお読みくださいね♪
皆様は馬刺しに含まれている栄養価をご存じでしょうか?
馬刺しに含まれる栄養価の中で、一般的に最も多いものから順に並べるとこんなランキングになります!
①タンパク質
②ミネラル(鉄、亜鉛、リン、カリウムなど)
③ビタミン(特にビタミンB群、ビタミンA、ビタミンD)
④脂肪
⑤その他の栄養素(コラーゲン、グリコーゲンなど)
ただし、具体的な含有量は馬の部位や個体によって異なる場合があるのでご了承ください…!
まずは、一番多く含まれているという「タンパク質」について。
馬刺しはお肉の中でも生で食べられるお肉です。なので、タンパク質の摂取にはとても最適だと言われています。
馬刺しに含まれるタンパク質の量は、馬肉の部位や加工方法によって異なる場合がありますが、一般的には100グラムあたり20〜25グラムの範囲になります。
馬は筋肉質の動物であり、特に運動競技に使われる馬はより筋肉が発達しています。そのため、馬の肉には他の家畜よりも高いタンパク質含有量が期待されます。また、低脂肪で脂肪が少ないため、同じ量の食品を摂取すると、タンパク質の割合が相対的に高くなります。
そして、馬刺しは生で食べられるため、加熱によるタンパク質の減少がありません。他の肉類は加熱調理することでタンパク質が一部変性し、消化吸収が減少することがありますが、馬刺しは生で食べるためにその心配がありません。生で食べることで、馬刺しのタンパク質は消化吸収率があがります。加熱調理された肉よりも消化されやすいため、より効率的にタンパク質を摂取できるというわけなんです。
そして馬刺しのタンパク質とはどんなものなのか?
馬肉は、人間の体に必要な必須アミノ酸を含む完全なタンパク質源です。特に、筋肉を構成するために重要なアミノ酸であるロイシン、イソロイシン、バリンなどが豊富に含まれています。これらのアミノ酸は、体内で筋肉の修復や成長に重要な存在です。そして上気しましたが、低脂肪な食品であり、他の高脂肪の肉類と比較しても、タンパク質の割合が高い特徴があります。このため、タンパク質を摂取する際に余分な脂肪を気にする必要がない場合があります。また、タンパク質は、身体の細胞や組織を修復し、成長させるのに重要な役割を果たします。良質なタンパク質を摂取することで、トレーニング後の運動などで損傷した筋肉の修復や成長の促進、筋肉量の増加が期待できるので、スポーツやフィットネス活動をしている皆様におすすめしたいお肉です。
そしてなんと、タンパク質は満腹感を与え、食事の満足感を高めてくれるそうです。馬刺しのタンパク質を豊富に摂取することで、食事の満足感を得られるだけでなく、食欲を抑制してダイエットや体重管理にも役立ちます。なので馬刺しを一人当たりにおすすめするのは100g前後と馬活ではお伝えしていますが、このタンパク質のおかげで満腹感を得られ、100gでも満足できる量、ということになります。
タンパク質が満腹感を与えるシステムも調べてみました。
タンパク質は消化されるのに比較的時間がかかります。消化過程で胃の中でタンパク質が分解され、小腸で吸収されます。他の栄養素に比べて時間がかかるため、食後の満腹感が長く続きます。そして馬刺しは胃の中でゆっくりと消化されるため、長時間にわたって満腹感を得ることができるんです!
タンパク質の摂取は、脳内で食欲や満腹感を調節するホルモンの分泌に影響を与えます。特に、レプチンとグレリンというホルモンのバランスを調節し、食欲を抑制して満腹感の促進になるそうです!これにより、タンパク質を多く含む食事を摂取することで、満腹感が増すことがあるそうです。
そして、タンパク質は体内で代謝される際にエネルギーを消費するため、他の栄養素に比べて消化・代謝にエネルギーが多く必要です。このため、タンパク質を含む食事を摂取することで、代謝が活性化され、エネルギー消費が増加します。その結果、食後の満腹感が得られることがあるかもしれません。
馬刺しは、こうした理由から、健康的なタンパク質源として注目されているんですね!
続いて、「ミネラル」についてです。ミネラルと一纏めでいうには色々なものが含まれ過ぎているミネラルですが、まずはひとつめの「亜鉛」について調べてみました。
馬刺しに含まれる亜鉛の量は、部位や加工方法によって異なります一般的には100グラムあたり0.6〜1.5ミリグラムの範囲になります。亜鉛は少量ですが、身体にさまざまな利点をもたらす重要なミネラルです。
亜鉛の主な効果は以下の通りです。
亜鉛は免疫システムの正常な機能に必要な栄養素の一つです。適切な亜鉛摂取は、免疫機能を強化し、感染症や風邪などの病気に対する抵抗力を向上させます。特に、白血球やリンパ球などの免疫細胞が正常に機能するために、亜鉛が必要となります。そして強力な抗酸化物質であり、体内の酸化ストレスから細胞を保護します。免疫系は、細胞傷害や炎症によって生じる酸化ストレスにさらされることがありますが、亜鉛が他の細胞を守ることで、免疫力を維持し、病原体に対する防御力を高めます。また、亜鉛は炎症の調節にも関係しているんです。亜鉛を適切に摂取すると、炎症反応が調整され、過剰な炎症が抑制されます。これにより、免疫応答がしっかりと制御され、病原体への対抗が向上します。さらに、ウイルス感染に対する抵抗力を高めることが知られています。ウイルスの増殖を抑制し、ウイルスが細胞に侵入するのを防ぐ効果があるそうです。つまり、馬刺しを食べて元気になれば、ウイルス性の風邪などをひきにくくする健康的体が作れる、というわけですね!
他には、亜鉛は細胞の成長と修復に必要な栄養素なんです♪特に、傷の治癒や組織の再生に重要な役割を果たします。亜鉛は、タンパク質の合成と代謝に必要な栄養素です。タンパク質は、細胞の構造や機能を維持し、新しい組織を形成するために重要な存在です。傷の治癒においても、新しい組織を形成するためには十分な量のタンパク質が必要です。タンパク質の合成を促進し、傷の修復を応援してくれるそうです。また、亜鉛は炎症の調節にも関わっているんです!適切な量の亜鉛を摂取すると、炎症反応が調整され、過剰な炎症が起こりにくいとされているそうです。
亜鉛は抗酸化作用を持ち、体内の酸化ストレスから細胞を保護します。これにより、老化や慢性疾患のリスクが低減されるそうです。 亜鉛の強力な抗酸化作用は、細胞を酸化ストレスから保護します。酸化ストレスとは、体内で活性酸素種が増加し、細胞や組織に損傷を引き起こす現象です。亜鉛が活性酸素種と反応してそれらを中和することで、細胞の損傷を防ぎ、健康な細胞の機能を維持させてくれます。
神経機能のサポートもしてくれる亜鉛。神経機能にも重要な役割を果たします。特に、記憶力や学習能力を向上させる効果があるらしいですよ!亜鉛は神経細胞における神経伝達物質の合成と放出を調節する役割を果たします。特に、亜鉛はグルタミン酸やγ-アミノ酪酸(GABA)などの神経伝達物質の受容体に結合し、その活動を調整します。これにより、神経細胞の興奮性と抑制性が調整され、記憶の形成と保存機能が活性化するんです!昨日のご飯も覚えていられる頭になれますね。
以上のように、馬刺しに含まれる亜鉛は、免疫機能の向上や細胞の健康維持、ホルモンの調節など、さまざまな健康効果を与えてくれますね!
さて、次は鉄分になります。
赤身の鉄分含有量は一般的に4mg以上だと言われています。
特にレバー部分はこれ以上ともいわれており、鉄分不足にお悩みの方にはぜひとも食べて頂きたい部位になります。しかも馬のレバーは生で食べられるので、鉄分の摂取にはとても最適なお肉です。
鉄分は人体にどのような影響を与えるのか。
鉄分はヘモグロビンとの関係性が強くあります。このふたつの関係は非常に密接で、鉄分はヘモグロビンの重要な構成要素です。ヘモグロビンは、赤血球の中に存在するタンパク質であり、酸素を肺から体の各組織に運ぶ役割を果たします。ヘモグロビンは酸素を結合して運搬する際に、その中心部に鉄を含んでいます。この鉄原子が酸素分子を結合し、酸素を体中に運ぶための仕組みを作ります。
言い換えれば、鉄分はヘモグロビンの「エンジン」のような役割を果たしています。体内に適切な量の鉄分があれば、ヘモグロビンが正常に合成され、十分な酸素を体中に運ぶことができます。逆に、鉄分が不足すると、ヘモグロビンの合成が阻害され、貧血のリスクが高まります。そのため、適切な鉄分の摂取が重要であり、バランスの取れた食事や鉄分を含む栄養補助食品を摂取することが推奨されます。
鉄は体内の多くの酵素の活性化に必要です。例えば、エネルギー生産やDNA合成などの生化学反応に関与しています。また、鉄は免疫系の正常な機能にも関与しています。鉄分が不足すると、免疫力が低下し、感染症や炎症に対する抵抗力が弱まる可能性があります。そして鉄は正常な脳機能にも必要です。鉄分が不足すると、集中力や記憶力の低下、疲労感などが生じる可能性があります。
なにより一番健康を気にする方に大事なのが、鉄は体内の代謝機能にも影響を与えます。鉄分の不足は代謝が低下し、体重管理やエネルギー利用に影響を与える可能性があります。
そして、亜鉛や鉄分を多く含む馬刺しに期待できるのが、【抗酸化作用】です。
そもそも抗酸化作用って何?という方も多いのではないでしょうか。
抗酸化作用は、体内で発生する酸化反応による有害な活性酸素種(フリーラジカルや過酸化物など)から身体を守る働きを指します。活性酸素種は、酸素が不完全に還元されることによって生じ、細胞膜やDNA、タンパク質などの細胞構造や生化学的機能を傷つける可能性があります。
このような活性酸素種による細胞の損傷は、老化や炎症、様々な疾患の発症に関連しています。
また、体内に存在する抗酸化物質や酵素によって実現されます。これらの抗酸化物質や酵素は、活性酸素種と反応して無害な物質に変換するか、活性酸素種の生成を抑制することによって、細胞を保護します。具体的には、ビタミンCやビタミンE、カロテノイド、フラボノイドなどの抗酸化物質が抗酸化作用を発揮します。また、酵素であるカタラーゼやスーパーオキシドディスムターゼ(SOD)なども、活性酸素種を除去して酸化ストレスを軽減する役割を果たします。
そして馬肉には、抗酸化作用が期待されます。赤身肉は一般的にビタミンやミネラル、抗酸化物質を豊富に含んでいます。特に、赤身肉に含まれる亜鉛やセレン、ビタミンEなどは、抗酸化作用を持つ重要な栄養素です。
ただし、肉の抗酸化作用は、その品質や保存方法、調理方法によって異なります。新鮮で品質の良い馬肉を選び、適切に調理することで、抗酸化物質の活性を最大限に引き出すことができます。また、馬肉の場合、鉄分やタンパク質、B群ビタミンなどが豊富であり、これらも体内の抗酸化作用を支援する役割を果たす可能性があるそうです!
鉄分にも亜鉛にも抗酸化作用があるらしいのですが、その役割は一緒なのか。実は作用する先が違うんです。
亜鉛と鉄分は両方とも抗酸化作用を持っていますが、そのメカニズムや働きには違いがあります。
まず、亜鉛の抗酸化作用について。 亜鉛は体内の酵素の活性化に必要な微量元素であり、特に亜鉛酵素であるスーパーオキシドディスムターゼ(SOD)や金属ロチオニンなどの抗酸化酵素に関与しています。この酵素は、活性酸素種やフリーラジカルなどの酸化ストレスを減少させる役割を果たします。また、亜鉛は抗酸化物質であるグルタチオンの合成にも関与しています。
続いて鉄分の抗酸化作用について。鉄分も一部の抗酸化酵素に関与しており、例えばカタラーゼやペルオキシダーゼなどの酵素は鉄を必要とします。これらの酵素は、活性酸素種を無害な化合物に変換することで酸化ストレスを軽減します。ただし、鉄は過剰に存在すると、酸化ストレスを引き起こす可能性があるため、鉄の適切な制御が重要です。
亜鉛と鉄分はどちらも抗酸化作用を持っていますが、それぞれ異なる酵素や化合物と関連しています。亜鉛は主に酵素の活性化によって抗酸化作用を発揮し、鉄分は抗酸化酵素の補酵素として機能します。そのため、両者は共同して体内の抗酸化システムを支える重要な役割を果たしているそうです。
このまま、詳しく書いていきたいところですが…馬刺し屋のブログが健康ブログに代わってしまいそうなので、ここら辺でまとめましょう。適度な馬刺しの摂取で体に及ぼすプラスの栄養素を詳しく調べてみました!もちろん、部位や食べ方などで栄養素が変わることもありますが、これほどの栄養素を兼ね備えている馬肉を、生で食べる事ができる馬刺しは本当にすごいですね!
次のブログでは、他の栄養素についてももっと詳しく調べていこうと思います!
様々な馬肉の部位を取り扱っている福岡県北九州市にある馬肉専門店馬活で、お客様のお好みの部位を一緒に探してみませんか?当日のお召し上がりであれば、馬刺しとしてスライスも可能になっております!
皆様のご来店をお待ちしております♪
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